裂肛(切れ痔)の治療なら名古屋市緑区千賀内科外科クリニック

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裂肛(切れ痔)の治療 KIREJI

裂肛(切れ痔)の治療

女性にとくに多い痔の症状です。
特に20代~40代の女性に多く発症します。

原因

硬い便や、下痢が勢いよく出たこと等が原因で肛門の皮膚が切れ、裂肛になります。

症状

出血は少量の場合が多いですが、排便後もしばらく痛みが続きます。
慢性化してしまうと、潰瘍となり、場合によっては肛門が狭くなることもあります。

治療方法

保存療法を中心に、原因となっている便秘や下痢を防ぐことが中心となります。
難治性潰瘍となった場合や、肛門が狭くなってしまっている場合は手術を行いますが、手術を行うケースは裂肛患者さんの1割程度です。

保存療法

「生活療法」というライフスタイル(食生活や排便習慣)を改善していく療法により症状を悪化させないようにします。場合によっては「薬物療法」も併用します。

生活療法

  • 便意を感じた時に排便する
  • 排便時間は長くて3分以内
  • 排便後は肛門を清潔に
  • 水分と食物繊維をしっかりとる
  • 朝食をしっかりとる
  • アルコール、香辛料を控える
  • 適度な運動をする
  • 同じ姿勢を取り続けない
  • 入浴は毎日行う

薬物療法

外用薬

痛み、腫れ、出血を抑える薬

内服薬

便を柔らかくする薬
炎症を抑える薬
抗生物質など

手術療法

内括約筋側方皮下切開術

肛門近くの皮膚からメスを入れ、狭くなっている内括約筋を浅く切開することで肛門が広がり、皮膚が切れにくくなります。

用手肛門拡張手術

切開は行わず、狭くなった肛門に指を入れ左右に広げる方法です。

皮膚弁移動術

裂肛のポリープや見張りイボを切り、肛門の外側にある皮膚を移動してくることにより肛門を広げる術式です。